猫飼いが語るシニア猫のエサの選び方、その2。保証分析値の見方・粗タンパク編

前回の記事の続きです。

今回は、シニア猫向けのエサを選ぶ方法と、保証分析値の見方について説明します。

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↑これが保証分析値です。エサの外袋に書いてあります。

ちなみにこの写真は慢性腎不全の猫用のエサの保証分析値なので、健康な猫さんにあげるべき数値ではありませんのでご注意を。

メーカーによって書かれている項目が違います。例えばリンやマグネシウム、カリウムなどは「粗灰分」として一括して書かれていて、リンは何%など書かれていないことも多いです。

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保証分析値のどの項目に気を付けて選ぶか

で、健康なシニア猫さんの場合、どういったエサを選べばいいかですが……

まず見て欲しいのが保証分析値の「粗タンパク質」「粗脂肪」「代謝カロリー」です。

粗タンパク質とは、だいたいエサの中にどれくらいの割合でタンパク質が入っているかを表します。

細かくいうと乾燥重量で計算する方がいいのですが、話がややこしくなるのと、健康であれば数値にそこまで細かくこだわらなくても大丈夫ということで、今回は詳しい説明は省きます。

まずは粗タンパク質の割合を見てみよう

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猫は歳を取ると慢性腎不全になる子が多いです。腎臓に負担をかけない為には、粗タンパク質の量が多すぎないのがいいです。

例えば成猫用だと、多いものだと粗タンパク質が45%なんてエサもあります。でもそれだと腎臓の機能が弱ってくるシニア猫にはキツイです。

というのも、タンパク質は脂質や糖質とは違って、老廃物が出ます。

老廃物は全て腎臓で処理するんですが、猫の腎臓は元々、人間や犬に比べて腎臓の機能が弱いです。

ネフロンというろ過装置の数が少ないのと、生物的にタンパク質高めのエサでないと生きていけない体だから、そして砂漠の生き物だった名残で水を飲む量が少ないからです。

簡単に言うと、腎臓に負担がかかりやすい生態をしているのです。

ですので長生きしている猫さんは、腎臓に負担のかからないエサが望ましいです。ということで、粗タンパク質の割合が高すぎないエサを選びましょう。

ドライフードでいうと、だいたいドライフードは水分量が7~10%ほどです。それでいうと、粗タンパク質が26~30%くらいまでのものが、私的にはオススメです。

7歳くらいなら31%とか30%でも大丈夫。10歳を超えてくると26~28%くらいに減らしていいかなと思います。

もしくは、今まで通りのエサの一部だけをシニア向けの低たんぱくのものにするなどしてもいいですね。

ウェットフードはタンパク質が少ないものを選ぼう

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ウェットフードだと水分量が85%など、ドライフードに比べて水分の量がかなり多いです。

なので、粗タンパク質7%と書かれていても、それが水分量85%の場合、乾燥重量計算で46.667%となります。

これは水分量10%のドライフードでいうと、粗タンパク質が42%なのと同じ割合でタンパク質が入っているということになります。これだとたんぱく質の量が多すぎますよね。

水分85%で粗タンパク質7%のウェットフードは、水分10%で粗タンパク質42%のドライフードと同じくらいの割合でタンパク質が含まれている。数字で見るより高くなります。

ただ、脂質や炭水化物の割合の少ないウェットフードでは、どうしてもたんぱく質の割合が増えます。

その場合は、ウェットフードの保証分析値の粗タンパク質が何%なのかを色々見比べて、できるだけ粗タンパク質の割合が少ないものを選ぶようにしましょう。

そして、できるだけ原材料にこだわっています、と公式サイトやパッケージに書かれているものがいいです。

ここまでのまとめ

・私的おすすめは、ドライフードなら粗タンパク質が26~30%くらい

・ウェットフードはタンパク質の割合が多くなるので、粗タンパク質の%の数値ができるだけ低いものを選ぶといい

・7歳になったからと言って一気に餌をシニア向けに変えるのではなく、徐々に成猫用のエサにシニア用のエサを混ぜていき、徐々にシニア用のエサの割合を増やすのもいい

・シニア向けのエサにして急に毛ヅヤが悪くなったりした場合は、前のエサを混ぜてあげる・前のエサの割合を増やすなどして様子を見てみよう(タンパク質が足りないと毛がパサパサになるので)

・↑上記のような場合は、無理に7歳からすぐにシニア用のエサに切り替えなくてもいい。もしくはタンパク質が32%くらいのエサでもOK(できれば30%台前半の方がいい)

・いずれにせよエサを変えるのは、猫さんの様子をしっかり確認しながら!

……と、めっちゃ長くなっちゃいましたね(汗)

長すぎると読み辛いので、残りは別の記事にまとめます。

⇒続きはこちらです

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